2023年【金属加工業の景気見通し】色々な経済指標を使い事業のビジョンを考える!

金属加工業の景気見通し
金属加工業の景気の見通し
金属加工業の景気の見通し(参考経済指標)
目次

1.金属加工業の現状と動向をGDPでみる

1-1.世界経済の現状と金属加工業への影響

IMFによると、世界経済の実質GDP成長率は2022年の3.4%から2023年は2.8%へ鈍化した後、2024年には3.0%に落ち着くと予測されています。現在、世界人口は80億人を超えています。これは、1960年には30億人だったものが、60年で2倍以上になったことを意味します。世界人口は今後も増加していくと予想されており、2050年には97億人に達するとされています。人口とGDPは相関しているので、コロナ後も、世界経済の成長がなおも見込まれております。日本の製造業はグローバル展開している企業が多く、日本においては人口減少していくのは、待ったなしなので人口の多い国の景気の影響を受けるので注意深く見る必要もあります。

出典:内閣府GDP

出典:内閣府ホームページ(主要国の実質GDPの推移)
https://www5.cao.go.jp/j-j/wp/wp-je21/h06_hz010301.html

1-2.金属加工業の市場規模と成長性

私がよく、それぞれの業界の先行きで調べているのが、CAGR(年平均成長率)です。世界の金属加工業の市場規模は、2023年には世界で30000億円予測であると予測されており、2023年から2028年の予測期間中には金属加工業のCAGRは3~4%以上で予測されています。

このことから、ものづくりは無くなることの無い仕事の部類だといえます。とはいえ、競争力も高く色々な分野の情報もインプットしておくことは重要です。製造業はデジタル化(AIやDXなど)が遅れている業種なので、それらの情報も必須と言えます。

2.景気動向と金属加工業を経済指標でみる

2-1.日銀の業況判断

業況判断指数は、地域ごとに製造業や非製造業を対象に、企業の業況に関するアンケート結果を反映した指数です。

日銀短観2023.12

出典:短観 : 日本銀行 Bank of Japan (boj.or.jp2023.12調査

日銀短観 2023.12

出典:短観 : 日本銀行 Bank of Japan (boj.or.jp)2023.12調査

  • 業種ごと
  • 大企業、中堅企業、中小企業ごと
  • 良いと答えた企業から悪いと答えた企業の差です。【「良い」ー「悪い」】
  • 掲載日は4月、7月、10月、12月
  • 調査日は3月、6月、9月、12月

日銀の業況判断概要:

  • 日短銀観とは、日本銀行が企業に対して調査した結果を年4回発表するもので、業況判断指数(DI)を確認することで、経営者が考える景況感はわかります。
  • 日銀観は、日本銀行が景気の現状と先行きについて企業に直接アンケート調査を実施し、集計や分析結果から日本経済を観測するものです。
  • 日銀短観は、毎年3・6・9・12月に調査を実施し、原則として4月・7月・10月初旬と12月中旬に日銀短観の調査結果を公表しています。
  • 製造業、非製造業で統計されており一目で解ります

日銀の業況判断重要性:

上の表は日銀短観です。国内の業況判断をかなり細かく設定があり、業。良いと答えた企業から悪いと答えた企業の差を表にしています。悪いと答えた方が多いと、マイナスで表されます。会社の設備投資のタイミングや転職にも役に立ちます。その他にも日銀短観には、色々なデータがあり定量的に分析できます。2023年3月時点での先行きは、大企業以外は良いとは言えないです。

  • 日銀観は、経営者が考える景況感を把握することができるため、企業の生産計画の策定や修正を分析するのに、役に立ちます。
  • 日短銀観は、景気動向を判断する上で重要な指標の一つであり、経済政策の検討にも活用されています。
  • 日短銀観には、業況判断指数(DI)が含まれており、DIが高いほど景気が良いとされ、低いほど景気が悪いとされます。

2-2.鉱工業指数、製造工業生産予測指数で解ること

鉱工業指数、製造工業生産予測指数は日本の生産活動をいち早く把握することが出来る指標です。

鉱工業生産指数で解ること(生産・出荷・在庫、生産能力・稼働率)

鉱工業指数2023.11.30

出典:経済産業省(製造工業生産能力・稼働率指数(2023.11.30発表))

  • 生産(低下業種、上昇業種)
  • 出荷(低下業種、上昇業種)
  • 在庫(低下業種、上昇業種)
  • 在庫率

鉱工業生産指数は、経済の活動や産業の成長性を測る重要な指標です。金属加工業の社長の皆様にとっても、鉱工業生産指数は経営戦略の見極めや業界動向の把握に非常に役立つ貴重な情報となります。今回は、鉱工業生産指数の使い方について解説します。

鉱工業生産指数の概要

鉱工業生産指数とは、鉱業や製造業などの産業部門の生産活動の水準を表す指数です。 鉱工業生産指数は、基準期の生産量を100(上の表では、2020年が100)として、それ以降の期間の生産量の変動を示します鉱工業生産指数は経済のバロメーターとして広く利用されており、産業の景気動向や不景気、景気情勢の把握に役立ちます。

鉱工業生産指数の重要性

鉱工業生産指数は、金属加工業にとって重要な指標です。まず、経済活動の活況感が解ります。鉱工業生産指数の変動は、経済全体の景気動向や不況を反映し、鉱工業生産指数の動向を把握することで、金属加工業の成長性や業界の動向を把握し、設備投資や雇用のタイミングを計ることができます。

製造工業生産予測指数で解ること

製造業生産指数2023.11.30

出典:経済産業省 2023.11.30発表
https://www.meti.go.jp/statistics/tyo/yosoku/result-1.html

生産計画の2か月の予測

製造工業生産予測指数概要

  • 製造業の先行き2か月の生産性を把握するために作成された指数です。
  • 製造業の生産状況の計画や見通しを把握することができます。
  • 企業の生産計画策定や修正パターンを分析することができます。
  • 景気動向を判断する上で重要な指標の一つとされています。

製造工業生産予測指数重要性

  • 製造業の生産状況を把握していることで、企業の生産計画策定や修正パターンを分析することができます。
  • 景気動向を行う上で重要な指標の一つであり、経済政策の検討にも活用されています。

2-3.その他、知っておきたい指標、サイト

工作機械の受注統計

  • 日本工作機械工業会(JMTBA)は、工作機械の製造メーカーなどで組織する団体であり、工作機械統計の受注統計を公表しています。

工作機械が売れるということは、忙しい企業が多いことも意味しており、事業の計画に役に立つ情報です。

MONOist

ITMEDIA(上場企業)が運営する、製造業に特化したコンテンツです。製造業で働くエンジニアを対象に、モノづくりの現場で働くスペシャリストの技術情報や業界の最新動向を提供するメディアです。

ITMEDIAはソフトバンクグループの会社で、東京証券取引所 プライム市場 に上場している会社なので、安心して使用できます。

MONOistは、製造業に従事するエンジニアを対象に、モノづくりの現場で働くスペシャリストの支援技術情報や業界の最新動向を提供するメディアです。MONOistは、基礎から応用まで多彩な技術解説記事、わかりやすいコンテンツ、話題のトピックスをより深く掘り下げた連載など、モノづくりに特化したコンテンツで、製造業における最新かつ専門性の高い技術情報を発信しております。色々な情報を幅広く手に入れることが出来ます。最新の技術についても取り上げられています。MONOistは、IoT活用についてのフォーラムも開催しており、ビジネス価値につながるIoT活用についても議論しています。

MONOist↓↓

https://monoist.itmedia.co.jp/

3.まとめ・考察

日銀の業況判断、製造工業生産予測指数鉱工業生産指数をみておけば、日本の景況感は、分析できると思います。

事業の計画、設備投資の計画色々参考にして計画をもって取り組んで行きましょう。

また、中国の製造業PMIや人民元の通貨も気にいたしましょう。円に対して、元安になれば中国で作ったものが安く

日本に入ってくることになります。そして中国の景気が悪くなれば、中国で安く作ってくる企業もより増えることでし

ょう。

つまり、中国で作った部品の方が安く作れるので、日本の下請けにとってはマイナスです。

最後に間違ってもいいので、予想を立てることに大きな意味があると私は考えます。

この記事に載っている情報をもとに皆さんも色々と考えてみてはいかがでしょうか?

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次